Extendedのハジメ
Standerd版やOTRP版をすでに遊んでいる方に向けて、Extended版を始めるにあたって必要そうな知識を、それなりにそれっぽくまとめたものになります。
また、良さそうな記事があればそちらに丸投げします。
Extendedの仕様について熟知しているわけではないため、間違った記載があるかも知れません。その際はコメントなどでご連絡いただけると助かります。
また、簡単な説明ですむよう、詳細な動きを省いたり、大雑把な説明になっている箇所があります。
Simutrans Advent Calendar 2021の13日目を遅刻した記事です。昨日はポテトファーマーさんの tips-旧型車の作り方 で、明日はベルシェイクbellさんの Simutransの最高速度を求める話Simutransの最高速度を求める話 です。
自己紹介
sou7です。微積分II落単しました。
大地に降り立つまでの話
ダウンロード
からSimutrans-Extended-Complete.zip
をダウンロードして、解凍して実行すればpakset選択画面が開きます。
Japanese Simutrans-Extended Wiki トップページ - Japanese Simutrans-Extended Wikiが参考になります。
paksetについて
Extendedで使えるパックセットは複数あります
- pak128.Britain-ex
- Extendedで使えるパックセットでは一番車両やインフラが揃っています
- pak128.Sweden-ex
- pak256
- 日本の風景を256pxの華麗さで再現するパックセット
ぶっちゃけてしまうと、現時点でまともに年代設定で遊べるのはpak128.Britain-exしかありません・・・
操作方法について
基本的な操作方法に関してはStanderd版とほぼ同じです。
交換機能や所要時間に関する画面があったり、車両や建物などについて更に詳細な情報を得られたりはしますが、少しずつ覚えていけばいいと思います。
信号
Extended版ではStanderd版のそれと違い、とても沢山の種類の信号があります。
これに関してはPhystamさんの一昨年のアドベントカレンダー記事 https://phystam.hatenablog.com/entry/2019/12/17/235957 https://phystam.hatenablog.com/entry/2019/12/18/011456 を見るとわかりやすいです。
片方向の信号機は一方通行の役割を果たさないことに注意しましょう。私は何度もやらかしました・・・しかもNSで。
乗客の経路探索
Standerd版では乗客の経路探索は停車駅数と乗り換え数によって決まりますが、Extended版では駅での待ち時間と移動にかかる時間によって決まります。
- 自家用車や最寄り駅までの徒歩移動も含めて計算されます。
- そのため、高速道路を整備すると並行在来線の利用者数が減ったり、バス路線の経路をうまく調整することで利用者数を増加させられます。
- 列車の本数を増やすと駅での待ち時間が減り、利用者数が増えます。
- 現実と同じように、頻発に意味が出てきます。
- Standerd版と違い、途中駅が同じ別路線に乗客が乗ってしまうことはありません。
- 心置きなく別経路の路線を作れます。
- 駅での待ち時間には列車の順番待ちの時間も含まれるため、赤棒が立つような状態では路線の利用者数が大きく変化します。
クラス
Extendedの乗客と郵便にはクラスと言う属性が付きます。Standerd版pak128jpの一等旅客に似ていますが、仕様は異なります。
- 高いクラスの乗客や郵便は、それぞれ低いクラスの車両に載せられます。
- わざわざ高いクラス専用の交通手段を用意する必要はありません。市内系統を複数クラス分用意する必要はもうありません。
- デフォルトのクラス設定では、乗車できるクラスが高すぎたり低すぎたりします。
- 車両の詳細や、路線編集画面からクラス割当画面を開くと、デフォルトのクラスから変更できます。
- 高いクラスを輸送できる編成を走らせて、高いクラスの乗客や郵便を乗せることで、高い運賃を回収できます。
- Standerd版では有料特急は活用できませんが、Extended版では大きく儲けられます。
- 1系統の特急列車で、会社の利益の半分くらいを稼ぐことだってあります。
- 車庫から新しい編成を追加する際にはクラスを変更し忘れることが多いです。注意しましょう。
機回し
列車の向きを変えるときには、ある程度の時間がかかります。また、機関車牽引の列車では、客車や貨車の向きは変わらず、機関車の向きと位置が変わります。
軸重
線路や道路には軸重の制限があります。高い線路や道路では軸重の制限が高くなりますし、ケチると低くなります。
車両ごとに軸重の値が異なり、それが線路や道路の軸重制限を超えると速度制限が加わったり、その経路を走れなくなったりします。
軌間/電化方式
線路にはそれぞれ軌間が、架線にはそれぞれ電化方式が定められていて、鉄道車両にそれぞれ定められた軌間/電化方式しか走れません。
車庫
同じwaytypeであっても、複数の車庫があります。例えば、馬車と蒸気機関車と電車の車庫は異なります。目的に合った種類の車庫を建設するようにしましょう。
線形と制限速度
Standerd版では、カーブを通過する際は摩擦によって速度が落とされますが、Extended版ではカーブごとに最高速度が設定されます。
最高速度は線形によって計算され、ゆったりとしたカーブでは高い制限速度になりますが、直角カーブのような急カーブではかなり低い制限速度になります。
特に、特急列車のような高速で運行したい列車を走らせる場合には、線形にはかなり気を配らないといけません。
過積載
乗客は定員を超えて列車に詰め込むことができます。定員の隣に、カッコで囲まれて書いてある数字が過積載できる人数になります。
その他
その他にもExtendedには沢山の仕様があり、この記事だけで網羅することはできません。
には、Standerd版との差異が列挙されていて、参考になります。